【欧州:マンチェスター】Day 15

あと数日でマンチェスター生活も終わり。
思い残す事なく街を堪能せねば!
第2章で、1番長い滞在がココ。
街も歴史も良く理解出来た。もっと深いトコまで理解したいが。。それは次回のお楽しみに。

行きたい所リストの最後。
サルフォードミュージアムへ!

来た時から気になってたFree Bus。
名前から察するに、無料バス?んなわけないか、と思ってたけど、ホントに無料だった!


バスは郊外から中心に向かって放射線状に走ってる。Free Busは中心街のみ運行。
というか、中心街をくまなく走ってる‼️
なんてこと!

この存在を知ってたら、毎日歩数が半分以下で済んでたのに。。

さすがに郊外のサルフォード大学までは行かないので、ピカデリー駅から初Free Busに乗って、サルフォード市に入る手前で降りて、歩く。

まぁ、目的地までまっしぐらだと、思わぬ発見が無いもんね。

20分歩いて、到着。帰りはバスに乗ろう。。

Salford Museum and Art Gallery

博物館は大学の中。
ambitionのインスタレーション、映え狙いかと思いきや、手前の歩道までが近くて、引きが足りない。
車道に出ないと真横から撮れないじゃん。
こーゆーの建てる時は、そこまで考えてよね!(狙ってないってw)

昨日の疲れが取れず、グダグダ。家で寝ていたいところだけど、マイクを気遣い、出掛けたはいいけど、歩くのも辛い。。

まずはなんか食べよう。
博物館のカフェでレモンケーキと紅茶。
お疲れのようです。。w

博物館は二階建て。
1Fに、本日のハイライトがいきなり‼️
元図書館だった場所に、ヴィクトリア朝時代(1837-1901)の再現が‼️産業革命のゴールデンエイジ!
入り口には衣装もあって、ご自由にコスプレしてくださいと。(しないけど)
食品店❣️
パブ❣️
靴屋❣️
ひとんち❣️
玩具屋❣️

そしてーーーー

鉄工所❣️

萌え萌え〜〜😍

誰も居ない展示室に、私の後に入ってきた若いお兄さん。どうやら監視員のよう。
私が入室した合図で駆けつけたか。。

「お兄さん、私の為に居るのよね?」
「えっ?!いや、まぁ、そうだけど、、誰か来たら立ち会わなきゃならなくて、、」
「ちょっと聞いても良い?これ、実寸?全体にちょっと小さい気がするんだけど。。」
「✨ここはね✨」

お兄さん、✨キラキラ出ちゃってるよ。
普段はコスプレに夢中で、みんな何にも聞いてくれないのか?

「キュレーターがヴィクトリア時代の扉も小物もぜんぶ本物を集めて作った展示だから、全部本当のサイズだよ!✨」
「その頃の平均身長って分かる?」
「✨うーん、確かに扉の大きさからすると、今よりずっと小さいよね。平均身長は知らないけど、150cmくらいかも」
「ありがとう😊ここ、スゴイねぇ。言っちゃなんだけど、ディズニーランドか、ハリーポッター か、、って感じなのに、全部、本物‼️」
「✨そう、本物❣️」

私は「まるでディズニーランドかハリーポッターみたいーー!」と、誰かに言いたくて、無理矢理お兄さんに遠まわしに言ってみたんだけど、逆に✨喜んでいただけて良かったw
1957年開館。戦後の再建で、ヴィクトリア時代の建物がどんどん壊され、新しい建物に変わっていく中「残そう!」と、博物館で活動してた子ども絵画クラブのメンバー達がおじいちゃんの家から小物を集めて回ったらしい。キュレーターは、取り壊しになる建物から、扉や内装、看板とか貰いに走ったんだって。
ええ話やぁーー。ここまで本物で再現するの、めっちゃ良い❣️普通は似せて作るんだけどね。本物だもの!石畳まで持ってきたらしいよ。
上の階は普通に博物館&美術館。
でもね、、
マンチェスター近郊にあったピルキントン(現・日本板硝子傘下)がタイルと陶器の会社だった頃の展示が良かったのー。
高度成長期に雇用を促進しただけじゃなく、従業員を学校に行かせてあげたり、従業員の健康を気遣って、カルシウムを補う為に牛乳🥛くれたり、めっちゃ良い社長だったらしい!
この時代には珍しいホワイト企業❣️
肉屋の壁に貼られたタイルを、取り壊される寸前に救出した展示(笑)
良くぞ救ってくれました❣️
普通に名画もありました。

来て良かったー。
英国の美術館/博物館って、どこも無料で開放してて、子ども向けの企画がいっぱいあって、好感度高すぎる。日本のソレは敷居が高くて、いつでも誰でも、、ってならないよね。

さぁ戻ろう、と思ったら
向かいにWorking Class Movement Libraryが。なんてそそられるネーミング!
窓から覗くに普通に図書館っぽい。うーん、ヘトヘトだし、次回に持ち越そう。。

マンチェスターのシティセンターまで素直にバスで戻り。
郵便ポスト。
ただの郵便ポストじゃないよ‼️
銘板にはこう書かれている。

This postbox remained standing almost undamaged on June 15th 1996 when this area was devastated by a bomb. The box was removed during the rebuilding of the city centre and was returned to its original site on.
November 22nd 1999

1996年6月15日にこの周辺一帯がIRAに木っ端微塵に爆破された時に、ほぼ無傷で残った郵便ポスト。街が新しくなった1999年に、元の場所に返還されたんだって。
すごくない?そんな大切な物を、元の場所に置いて、今でも郵便ポストとして使うなんて‼️
その発想が素晴らしい。ホントに。

イギリス流なのか、マンチェスター流なのか、とにかく感動です。今やもう誰も気に留めないポストにかじりつく日本人観光客。。(私)

早めに帰宅。明日の遠足に備えましょう。

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そうだ、ニューヨークへ行こう

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